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他社製マンホール圧縮試験機において、試験荷重の測定精度が悪いため、改造および整備を実施致しました。
before after
試験機の改造内容
①動力計の更新
アムスラー式の動力計をデジタル式の動力計に更新。
動力計の仕様は下記のとおり。
制御盤(タッチパネル) | 測定レンジ | 3レンジ(1000, 500, 250kN) ・タッチパネルでレンジ切り替え |
試験力表示 | タッチパネル表示(表示単位:kN) ・荷重値、最大荷重値、時間-荷重グラフを表示 |
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試験力表示精度 | 指示値の±1%以内(JIS1級) | |
オーバーロード | 測定レンジの105~110%で油圧ポンプ停止 | |
ロギング機能 | 最大21試験 ログ内容:年月日、最大荷重、荷重レンジ |
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ログ内容外部保存 | SDカード | |
撮影画面表示機能 | 試験結果をタッチパネルに表示 | |
安全装置 | 各レンジ荷重上限 ラムストローク下限 電動機サーマル異常 |
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操作盤 | 押しボタンスイッチ 通電ランプ |
ポンプONボタン/OFFボタン |
表示盤(大型目盛盤) | 最小目盛 指針分解機能 指針チェック機能 |
1/1000 5000パルス/FS アナログ指針校正 |
②試験機本体の整備
1.シリンダーピストンおよびチューブの摺合せ加工
※チューブに疵あり
2.シリンダー上部に圧力変換器を設置および配管継ぎ手の敷設
※動力計をデジタル式に更新するためシリンダー圧力を測定する変換器を設置
3.シリンダー摺動部に油圧中圧がかけることができるように改造
シリンダーチューブに穴加工およびシリンダーと動力計間に配管を敷設。
4.オーバー作動油の返油配管を敷設
シリンダーからのオーバーフロー作動油をタンクへ返す配管を敷設。
5.老朽化したウエイト吊り下げワイヤーおよび滑車の整備
・ワイヤー及びワイヤークリップの更新
・滑車軸受の整備
6.シリンダーストローク検出用リミットスイッチ更新
7.錆ケレンおよび塗装
(PDFでご覧になりたい場合はこちらをクリックください[表1.2MB・裏1.6MB])